こんな表現に困ったことはありませんか?
- 「たぶんそうだと思うけど…」を英語で自然に言いたい
- 「ありえる」「おそらく」と言いたいとき、何を使えばいいか迷う
- 推測や可能性を表す語彙が“maybe”しか浮かばない
英語では、「確かではないけれど、可能性がある」「予測・推量を含んだ表現」を副詞で補うことがよくあります。これらは日常会話からビジネス、アカデミックな場面まで幅広く使われる、重要な意味ニュアンスです。
この記事では、英語で「可能性・推量」を表す副詞と、それらが自然に使われるコロケーションについて詳しく解説します。
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目次
可能性・推量を表す副詞とは?
主な副詞一覧
- maybe(たぶん)
- perhaps(ひょっとすると)
- possibly(おそらく)
- probably(おそらく、たぶん)
- likely(たぶん)
- certainly(確かに)
- definitely(間違いなく)
これらの副詞は、「どの程度確実か」という推定の度合いを示すことができます。
コロケーションと使い方の例
推量副詞は、助動詞や一般動詞、be動詞などと組み合わせて使われることが多いです。
よくあるコロケーション
- maybe true / maybe not
- perhaps he forgot / perhaps later
- possibly happen / possibly be wrong
- probably know / probably come
- likely win / likely be late
- certainly help / certainly true
- definitely recommend / definitely be there
例文:
- Maybe she’s at home now.
- Perhaps he didn’t see the message.
- It could possibly happen again.
- She will probably come to the party.
- He is likely to win the match.
- That is certainly true.
- I definitely recommend this book.
推量副詞を使った自然な英語表現のポイント
推量・可能性の副詞は、表現に「柔らかさ」や「配慮」を加える役割もあります。
- 提案や助言を和らげる(例:”You could possibly try this approach.”)
- 自信の度合いを調整する(例:”He’ll probably be late.” vs. “He’ll definitely be late.”)
- 曖昧さをあえて残す(例:”Maybe it’s just me.”)
学習法と応用アイデア
推量副詞は、文のトーンや信頼度をコントロールするのに役立つため、表現力を高めたい中級以上の学習者にとって特に有効です。
活用方法:
- ニュース記事やレビューを読んで、推量副詞の使われ方を分析する
- SNS投稿やエッセイで「自分の予測」を英語で書く練習をする
- ディスカッションで意見を言う際に、あえて断定を避ける副詞を取り入れる
まとめ:曖昧さも「英語力」の一部です
- 可能性・推量を表す副詞は、断定を避けたいときや、丁寧な表現をしたいときに有効です。
- コロケーションとともに覚えることで、使い方が自然になります。
- 表現に“幅”と“奥行き”を持たせるために、積極的に取り入れていきましょう。