「as soon as」と「immediately after」の違いと使い方

英語学習をしていると、「as soon as」と「immediately after」の違いに戸惑ったことはありませんか?どちらも「すぐに」「〜してすぐ」といったニュアンスで使われるため、混同しやすい表現です。

この記事では、「as soon as」と「immediately after」の意味や使い方の違い、よく使われる場面を丁寧に解説しながら、使い分けのコツをわかりやすく紹介します。違いニュアンスを理解し、場面に応じた正しい使い方ができるようにしましょう。

as soon as の使い方・特徴

as soon as は「〜するとすぐに」という意味の接続詞で、2つの出来事が非常に短い時間差で起こることを表します。未来・過去・現在いずれの時制でも使えますが、未来のことを話す場合でも will ではなく現在形を使うのがポイントです。

時間差がほとんどない相手の行動を待ってすぐ実行するといった文脈で使われることが多いです。

【例文】

  • As soon as I get home, I’ll call you.
    (家に着いたらすぐに電話します)

  • She started crying as soon as she heard the news.
    (彼女はその知らせを聞くやいなや泣き始めた)

  • I’ll let you know as soon as it’s ready.
    (準備ができ次第、お知らせします)

immediately after の使い方・特徴

immediately after は前置詞句(または接続詞的)で、「〜の直後に」という意味です。文法的には after に副詞 immediately を加えた形で、「タイミングの即時性」をより強調する表現です。

主に過去の出来事の順序を説明する場面でよく使われます。

【例文】

  • The fire alarm went off immediately after I entered the building.
    (私が建物に入った直後に火災報知器が鳴った)

  • He called me immediately after the meeting.
    (会議の直後に彼から電話があった)

  • Immediately after she left, it started raining.
    (彼女が出て行った直後に雨が降り出した)

as soon as / immediately after によく使われるパターン

両者とも時間や順序を表すときによく使われますが、以下のような使われ方に違いがあります。

as soon as は「+ 主語 + 動詞」の形をとり、口語的・軽快な印象があります。

immediately after は「+ 名詞」「+ 主語 + 動詞」のどちらでも使えますが、より書き言葉や説明的な文章に合います。

【例文】

  • I’ll email you as soon as I arrive.
    (到着次第、メールします)

  • She fell asleep immediately after the movie ended.
    (映画が終わった直後に彼女は眠ってしまった)

  • Immediately after lunch, we had a meeting.
    (昼食直後にミーティングがあった)

用法比較表

観点as soon asimmediately after
定義「〜するとすぐに」(接続詞)「〜の直後に」(前置詞+副詞、または接続詞句)
主な意味行動・出来事が起きた直後順序や時系列の即時性を強調
よく使う文脈会話・指示・リアクション説明・描写・ナレーション
使用頻度や印象よく使われる・口語的やや堅め・書き言葉にも適する
as soon as I arriveimmediately after the meeting

「as soon as」「immediately after」の後に続く語

どちらも時間や行動の流れを示す表現ですが、後に続く語には少し傾向があります。

使用シーン:日常の行動の順序を話すとき

  • As soon as I wake up, I check my phone.
    (起きたらすぐにスマホをチェックします)

  • Immediately after brushing my teeth, I drink water.
    (歯を磨いた直後に水を飲みます)

  • He called me as soon as he got the news.
    (その知らせを受けるとすぐに彼は電話してきた)

使用シーン:ビジネスや業務連絡

  • As soon as the report is ready, please send it to me.
    (レポートができたらすぐに送ってください)

  • Immediately after the meeting, we’ll move on to the next topic.
    (会議が終わり次第、次の議題に進みます)

  • She emailed the client as soon as she got approval.
    (承認を得たらすぐにクライアントにメールを送った)

使用シーン:出来事の描写・ナレーション

  • Immediately after the explosion, people started running.
    (爆発の直後、人々は走り出した)

  • As soon as the bell rang, students rushed out.
    (ベルが鳴るとすぐに生徒たちは飛び出していった)

  • He opened the door immediately after knocking.
    (ノックの直後に彼はドアを開けた)

混同しやすい理由と学習者アドバイス

この2つの表現が混同されやすいのは、どちらも「〜したらすぐに」という意味が似ていて語順も似ているためです。また、日本語訳もほとんど同じになることが多く、違いを見失いやすい表現です。

英語を第二言語として学ぶ場合、こうした「時間の表現」は文法と語感の両方を身につける必要があります。判断に迷ったら、「今後の予定やリアクション」なら as soon as、「過去の描写や報告」なら immediately after と意識すると使い分けやすくなります。

まとめと判断のコツ

as soon asimmediately after の違いは、どちらも「すぐに」を表しますが、使われやすい文脈や印象に違いがあります。

  • as soon as は口語的で、今後の予定やリアルタイムな行動に向いている

  • immediately after は少し堅めで、過去の出来事や説明的な文脈に適している

どちらも便利な表現なので、文脈に応じて使い分けられるようになると、表現の幅がぐっと広がります。迷ったときは「時系列を淡々と述べるなら immediately after、行動を即座に起こす感じなら as soon as」で判断してみてくださいね。

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