独学で英会話の練習をするのにおすすめのトレーニング法は「1分間スピーチ」です。
オンライン英会話に頼らなくても、無料で・いつでも・ひとりでスピーキング力は伸ばせます!
この記事では、
- 「1分間スピーチ」のやり方
- どのような点に気を付けて発話するか
- 「1分間スピーチ」のお題
についてご紹介します。
1分間スピーチトレーニングを通じて、独学で簡単に英語スピーキング力を向上させる方法を解説します。
「1分間スピーチ」の効果
1分間スピーチは、第二言語習得研究に基づくスピーキングプロセスである概念化・文章化・音声化、全てにおいて効果的な学習法です。
スピーキングプロセス | 効果 |
---|---|
概念化 | ランダムなお題に対し、何を話すか内容を即時に考え、1分間の限られた時間内で順序だてて話せるようになる |
文章化 | どのような英単語、表現、文法を使って文章を構成できるかが分析できる |
音声化 | 自分の発音を客観的に聞ける |
また、1分間スピーチを続けることで概念化・文章化・音声化の処理速度が向上し、しっかりと分析にも取り組むことで知識も増えていきます。
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「1分間スピーチ」のやり方
1分間スピーチの手順はシンプルです。
- お題を決めて、1分間話す(録音する)
- 録音を聞いて、自分が話した内容を書き出す
- 文法ミスがないか、別の言い方は出来たかなど分析する
1日30分ほどの学習時間で取り組むことができます。
できれば毎日、難しければ週に1~3回など計画を立てて学習サイクルを作りましょう。
①お題を決めて、1分間話す(録音する)
お題は、自分で考えても良いですし、この記事の後半でも紹介しているので参考にしてみてください。
お題が決まったら、準備時間ナシで即話はじめましょう。
話す内容を考えながら英語で発話することもトレーニングの一環です。
話した内容は、スマートフォンのボイスメモなどで録音しておきましょう。
②録音を聞いて、自分が話した内容を書き出す
録音した発話を再生して、一語一句文字起こしをします。
途中で言葉に詰まって、「あー」「えっとー」と声に出していたら、それも書き起こしてください。
最初のうちは、自分の英語を聞くのってなんだか気恥ずかしいですが、すぐに慣れます!
③文法ミスがないか、別の言い方は出来たかなど分析する
書き出した文章をGrammarlyにコピペして、文法ミスがないか確認してみましょう。
基本無料のものでも、上にあげたような文法ミスは修正してくれるので、効率よく正しい文法に気付くことが出来ます!
英語のメールや英作文を書くときにもおススメです!https://www.grammarly.com/
自分だけの、間違いやすい英文法集が出来上がります。
次回の1分間スピーチでは、課題を克服できるようにがんばってくださいね!
どのような点に気を付けて発話すればよい?
「1分間スピーチ」発話後の分析の時間も大切ですが、話している最中には以下の点に気を付けてみてください。
1分間話し続ける
初心者のうちは、まずは1分間、まとまった量の英語を話し続けることを目標にします。
とはいえ、単語がわからなかったり、うまく文章が組み立てられない状況に直面するかと思います。
何を話そうか内容に詰まったときは…
とりあえず3秒以内に何か話はじめることをルールとして決めておきましょう!
3秒以内に思いつかなければ、英語のFillerを使って間を埋めながら考えます。
Well.. Let me see.. How can I say.. Just a moment… Let me rephrase that…
話題が出てこないときは、英語を話す練習のためのスピーチなので、必ずしも本当の事を話す必要はありません。
内容ではなく発話量を多く取れるように、割り切って気楽に話しましょう。
単語がわからない(思い出せない)ときは…
可能であれば、別の簡単な単語に置き換えたり、例を出して遠回しに説明したりしてみてください。
後で録音を聞きながら書き出すときに、言いたかった単語の意味を辞書で調べるのも良いですね!
単語は出てくるけど文章にできないときは…
とりあえずは、文章としてぐちゃぐちゃになってしまってもよいので、3秒以上の間があかないように話し続けることが大切です。
言いたいことはあるけど文章にならないときは、It is / There is / I amなどを使ってシンプルで短い文章に分けて話してみてください。
そして、後で録音を聞くときに、落ち着いて考えてしっかりと文章にできるようだったら書いてみましょう。
書けるけど話せないことは意外と多くあります。
話せなかった理由を分析してみると、以下の文法事項に当てはまることが多いです。
- 関係代名詞
- so that 構文
- 仮定法
- 分詞構文
このあたりを、話せるレベルまで理解していないと、表現できる文章の幅が狭まってしまい、思うように話すことが出来ません。
文法書やネットなどで調べて、しっかりと理解できるまでおさらいしておきましょう!
そして、おさらいした文法は次のスピーチで、積極的に使う練習をしましょうね。
たくさん使って、間違えて…修正して…を繰り返すことで定着します。
英語的な話の構成を意識する
1分間英語を話し続けることに抵抗がなくなってきたら、次は英語的な話し方を練習していきましょう。
英語的な話し方とは、PREP(結論-理由-例え-結論)です。
Reason :理由(なぜそう思うのか)
Example:具体例(理由に説得力を持たせるための例・データ・状況など)
Point :結論(要点をまとめる)
この順序で、1分間に収まるように話してみましょう。
英語のつなぎ言葉を使おう
理由や例えを付け加えるとき、話題を少し変えたいときには、英語のつなぎ言葉を使って文章をつなぎます。
理由を表すBecauseや、例えを表すFor example、結果を表すAccordinglyなどをよく使います。
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同じ表現の繰り返しにならないように
毎日「1分間スピーチ」を繰り返していると、自分なりの型ができてきます。
型にはめてスムーズに話せるようになるのは良い事ですが、同じ表現ばかりを使っていないか振り返ってみましょう。
英語は、同じ表現の繰り返しを嫌います。
できるだけ色んな言い方で話してみましょう。
例えば、I think–からばかり文章を始めていたら、次はI suppose / I believe / Personally などを使ってみてくださいね。
「1分間スピーチ」のお題
さっそく「1分間スピーチ」を始めてみましょう!
お題は、Is English difficult to learn?(英語を学ぶのって難しい?)です。
@eigonchuのインスタでは、1分間スピーチのお題を紹介しています。
1分間タイマーもついていますので、保存をしておき、スキマ時間をうまく使って実践してみてくださいね。