お疲れさまは英語で何と言う

「お疲れ様です」は英語で何と言う?ビジネスで使える便利な英会話フレーズ

日本のビジネスシーンでは、労をねぎらう以外にも、「こんにちは」の代わりや「さようなら」の代わりにも使える「お疲れ様です」「お疲れさまでした」という便利なフレーズですが…

…英語にはないんです!

じゃぁ「お疲れ様!」って言いたいとき、英語ではどのように表現するの?
英語では、使うシチュエーションによって言い方を変えるんだよ
うわぁ…めんどくさそう。。。
大丈夫!「お疲れ様」という言葉で『何を伝えたいのか』を考えると、意外とシンプルだよ!

では、使うシチュエーション別に「お疲れさま」の言い方を見ていきましょう!

この記事では、『お疲れ様です』の英語表現をビジネスシーンに合わせて紹介します。シチュエーション別に使えるフレーズをまとめたガイドです。

挨拶の「お疲れさま」

オフィスの廊下で人にすれ違ったとき、「お疲れ様です」って言いますよね。

一日に何度も使う『挨拶のお疲れ様』、これを英語で言うには、単純にそのまま挨拶をしてしまいましょう

 

Hi ! 「こんにちは」「どうも」

同僚や、目上の人に使っても大丈夫です。

Hi, Mr. Brown. のように、名前を呼ぶとより親しみをこめられます。

しかし、何度もすれ違うたびに「Hi」というのも疲れるので、目を合わせてニッコリ笑うだけでもいいですね。

これは、日本でいう「通りすがりにお辞儀をする」という行動に近いかと思います。

 

Hi, how are you ?「こんにちは、お元気ですか?」

朝一番に出会ったときや、久しぶりに見かけたときは、「how are you?」を付け加えるとフレンドリーですね。

ややフォーマルな言い方なので、上司や目上の人にも使うことができます。

 

Hey, how’s it going ?「おー、元気してる?」「調子どう?」

これは、目上の人には使えない表現です。仲のいい同僚や、後輩を気遣うときに使いましょう。

より具体的なシチュエーション例

トイレ休憩に席を立ったときにすれ違ったときや、コピー機の前で鉢合わせたときなどは、状況に応じたスモールトークをしてコミュニケーションを図れるといいですね。

  • Busy day? 「忙しい?」
  • Coffee break?  「コーヒー休憩?」
  • Long day? (夕方や、定時後に残っている場合)「忙しい?」

社内メール文頭の「お疲れ様です。」は英語で?

日本の会社では、社内の人に向けてメールを書くとき本文の最初は「お疲れ様です。」から書き始めることが定番だったりしますよね(会社によると思いますが)。

英語では、社内メールの場合前置きを書かずにすぐに要件から書き始めることが多いです。

なので、「Hi」すらも書かずに、いきなり本題に入っても大丈夫です!

 

ちなみに私が以前働いていた外資系の会社では、要件だけを伝えたいときは、件名に要件を短くまとめて書いて本文は空白のまま送信するのが主流でした。

件名:Urgent [CB by 5pm] Mr. Yoshida, ABC Company 03-1234-5678 RE: ABC Project
(件名:5時までにご連絡お願いします。ABCカンパニー吉田様 03-1234-5678 ABCプロジェクトについて)
  • Urgent=急ぎ、緊急(かなり強い言葉なので、本当に緊急時にのみ使うようにしたほうが良いです。)
  • CB=Call back 折り返しの電話連絡
  • RE=Regarding ~について

会社によって(特に日本にある外資系企業の場合は)慣わしが様々だと思うので、慣習に従いましょう。

関連記事

外資系企業に就職したり、海外とのやり取りが多い部署に配属されると、英語でメールのやり取りをするのが日常になります。ビジネスの場にふさわしい英語が使えるか不安ですよね。日本語であればスラスラ出てくる慣れ親しんだ表現も、英語とな[…]

感謝を表す「お疲れさま」

プロジェクトが無事に終わったときや、会議や打ち合わせの終了時にも「お疲れさまでした。」って言いますよね。

これは言い換えると、感謝の気持ちを込めて言う「お疲れさま」ですね。

これを英語で言うには、シンプルに感謝の気持ちを伝えましょう

 

自分(上司・主催)から部下・参加者に向けて言う「お疲れさま」

Thank you for joining us. 「参加してくれてありがとうございます。」
Thank you so much for coming.  「お越しいただきありがとうございます。」
Thank you for your time.「お時間いただきありがとうございます。」
Thank you for all of your great ideas. 「たくさんの素晴らしい意見をいただきありがとうございます。」
Thank you for your hard work. 「一生懸命働いてくれてありがとう。」
It was great having you on the team. 「あなたがチームにいてくれて良かった。(一緒に働けて良かった。)」

 

自分(部下・参加者)から上司・主催者に向けて言う「お疲れさま」

Thank you for having me on this project. 「このプロジェクトに参加させてくれてありがとうございます。」
It was great working on this team. 「このチームで働けて良かったです。」
会議やワークショップが終わって退室するときには、シンプルにThank you. と主催者に伝えるだけでも感じが良いですね!

 

褒めるときの「お疲れさま」

例えば、プレゼンを終えた部下や同僚に向けて「お疲れさま。」って言うことありますよね。

これは、プレゼンだったり企画書だったりの出来に対して褒めるニュアンスを含んだ「お疲れさま」だと思います。

この場合、英語では、シンプルに相手の仕事を褒めましょう。

Nice (Great, Excellent ) job on the presentation.  「プレゼンテーションとても良かったよ。」
Nice work! 「良かったよ!」
I was very impressed by your proposal. 「君の企画書には感心したよ。」

 

Name

Good job! と言う表現が日本では割となじみ深いですが、

これはどちらかというと親が子供を褒めるときや、先生が生徒を褒めるとき、ペットを褒めるときなど、言い手が出来ることを相手が出来たときに使う表現です。

Good jobは、部下に向けての言葉としても少しカジュアルすぎるので、仕事に対してはあまり頻繁に使わないほうが良いかと思います。

かわりに、Great job! やNice work!を使いましょう。

例えば、新卒の部下にエクセルの使い方を教えて、今まで出来なかったことが出来るようになった場合には、Good job. と伝えても大丈夫です。(ニュアンス伝わるかな…?)

 

同情するときの「お疲れさま」

大きなプロジェクトを無事に終わらせたときや、難しいお客様を相手にしていた同僚や部下に対して何かトラブルを解決した後などにも「お疲れさま」って言いますよね。

これは大変だったねーという同情のニュアンスを含んだお疲れさまです。

英語では、相手の苦労や成し遂げたことに同情する気持ちをシンプルに伝えましょう。

You must be exhausted. Great job.「疲れたでしょう。すごく良かったよ。」
This must have been a lot of work. It looks great.「大変だったでしょう。素晴らしい出来だね。」

疲れたね、大変だったね、と過程に対して同情することもコミュニケーションにおいては大切ですが、

英語では更に「結果に対して褒める」ことを付け加えると、より労がねぎらわれた気持ちになりますよ。

 

まとめ

ビジネスシーンだけでなく、お仕事を終えて帰ってきた家族に向けて「お疲れさま」、子育てを頑張っている友達に向けて「お疲れさま」など、様々な用途で「お疲れ様です」を言います。

 

英語では、フレーズそのものを一語一訳で言いかえる言葉はないのですが、どういう気持ちを込めて「お疲れ様です」を言いたいのか、それを直接言葉にして伝えます。

英語の勉強というよりも、自分の気持ちを言葉にして表現をする練習のような感じですね!

 

より具体的に「お疲れさまでした」の気持ちを伝えられると、お互いに気持ちがいいものですよ。

ぜひ、使ってみてくださいね♪

>